【生後3ヶ月までのお子様への案内】 

ビタミンK2シロップ投与の必要性

日本ではビタミンK欠乏性出血症を予防するために
1989年より@出生時A生後1週間(産科退院時)B1ヶ月健診時
の3回ビタミンK2シロップ1ml(2r)を経口的に投与することが推奨されています。
ところが、現行の3回投与では、頭蓋内出血をおこす事例があることがわかりました。(1999年から2004年の間の発症頻度は出生10万人に対して1.5人) EU諸国の調査によると、日本と同様の3回投与では頭蓋内出血の発症が出生10万人にたいして0.44人。
一方で、週1回投与された乳児からは頭蓋内出血は1例も発症していませんでした。 したがって、生後3ヶ月まで合計13回のK2シロップ投与をお勧めします。
産婦人科によっては、K2シロップ13回投与法を取り入れられています。
現在、当院では生後3ヶ月までに受診された方や、生後2か月のワクチン接種時にK2シロップ投与のお話をさせていただいています。

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